確率分布で平均や分散を求めるときに,長い式やΣが出てきて困ったことはありませんか??
今回は,平均E(X),分散V(X),標準偏差σ(X)を表から求める方法を6つの手順で紹介します。
6つの手順で表を書いていく
①Xの確率分布を書く
②XとPの積XPを書く
③Xから平均E(X)をひく
④XーE(X)を2乗する
⑤{X-E(X)}の2乗に確率Pをかける
⑥分散V(X)から標準偏差σ(X)を求める
であるから
と求めることができます。
まとめとポイント
数学ⅠAでも,平均や分散は出てきていましたが
今回の確率統計では「確率P」を使うことがポイントとなっています。
平均や分散を求めるときに,確率Pをかけ忘れないようにしましょう。
答えるときは約分する必要がありますが,計算途中では約分しないほうが分数の計算をしやすいですね。
また,この表のすべてを書かなくても分散を求めることができます。その方法はまたの機会に紹介させていただきます。